おっさんのウエイトマネジメント

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持病の腰痛について

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20代半ばに急性腰痛症(ギックリ腰)を発症して以来、腰痛が慢性化しています。
※以下はあくまで持病への所感であり、他者が共有できる情報とはいえず、またその示唆も含みません。

 

当時の診察ではヘルニアやその他の原因は示されず、いわゆる《非特異的腰痛》として診断され慢性化しました。といっても日常生活や運動には殆ど影響せず、長時間の歩行や疲労の蓄積に応じて、痛みというより張りや不快感、倦怠感を覚える程度でした。

しかし昨年、10数年ぶりにギックリ腰が再発しました。1度目より軽度で数日で歩行に問題はない程に回復しましたが、それなりにしんどい思いをしました。そして先日、2度目より更に軽度でしたがまた腰を痛めました。

私のギックリ腰は《ギクっと》急性的に発症するというより、『あれ?なんかいてーな』から始まり数時間掛けて『あ、ダメだこれ』に至ります。全て同じ部分が痛みます。

また1回目は思い当たるトリガー行動(体を捻った変な姿勢で物を持ち上げた)があったのですが、2回目、3回目には思い当たる節がありません。午前に腰に不快感を覚え、昼を座位で過ごし、午後に立ち上がったら『あ、ダメだこれ』で共通しています。

《経験則では》筋トレ(多関節種目)の量/頻度と腰痛には負の相関を感じます。筋トレ量/頻度が増えるにつれ腰痛の発生率が減少し症状も緩和している感があります(疲労との正の相関も実感しているのでU字を描くと思いますが)。

ですから非特異的な慢性腰痛の治療/予防に関して、《経験則では》腰の負担に配慮しつつアクティブな生活/運動を心がける方が好ましいと思っています。近年の系統的レビューやメタ分析によるとこの経験則はあながち思い込みということでもなさそうです[1,2]

しかし今回は減量に伴い低頻度ながら筋トレを再開したにも関わらずの発症です。他の要因も疑うべきなのかもしれませんし、思い当たる因子がないわけでもありません。

去年と今年のギックリ腰では相方さんに呆れられると共に『ストレッチやりなさい』とアドバイスされ......というか腰痛関係なく年中言われています。超がつくほど、滑稽なほど体が硬いからです。しかし筋トレ以上にストレッチが嫌いなので忠言を聞き流していました。内心では以下のようなことを思いつつ……

  • 腰に疲労や張りを感じた際に行うハムストリングの簡易ストレッチの改善効果を実感している。

  • 筋トレの腰痛改善において、デッドリフト(conventional)など一部の筋トレ種目の臀部やハムストリングへのストレッチ作用が腰痛改善に寄与している可能性を疑っている。

  • [1]のGordon & Bloxhamの系統的レビューでは非特異的な慢性腰痛において柔軟性トレーニングが有益であることが示されている(急性腰痛においては有益ではない)。またハムストリングの柔軟性改善が非特異的な慢性腰痛を減らす上で重要であることも示唆されている。


というわけで、相方さんの忠言に従い少しずつストレッチ(週3目標)を取り入れてみようと思います。小学生以来、体前屈で届いたことのない足先に触れてみたいものです。

 

■Reference

1.Rebecca Gordon & Saul Bloxham. A Systematic Review of the Effects of Exercise and Physical Activity on Non-Specific Chronic Low Back Pain. Healthcare (Basel). 2016 Apr

2. Shiri R et al. Exercise for the Prevention of Low Back Pain: Systematic Review and Meta-Analysis of Controlled Trials. Am J Epidemiol. 2018 May